Heaven's Door

ささくれた言葉を   ぶら下げて 耳が重い
冷めたコーヒーの硬い揺らめき 溜息残して 部屋を出た
転がすクルマの中 煙草に苛立ちが絡む
昨日までの安らぎさえ 思い出せないままで
他人の言葉にただ頷いて 作り笑いが板についてく
大事なモノの隙間に ぬるい風が吹いて 躍らされてる
扉を閉めてしまおう 誰もいない場所に
過ぎ行く瞬間を悔やむ位なら 疲れ果てたこの胸に
痛み届かぬうちに

「あなたの事だから、無理しても笑ってんでしょう?」
積み上げた日々に縛られないなら いっそ、吐き出してください
夢にもがいたり 愛に苦しんだり
アタリマエの事が遠いならもう一度 旅をはじめましょう

気がつけば また季節は巡り この一瞬も過去に染まる
色褪せてゆく運命なら イヤな事から捨ててしまおう
扉を開けてくれ あなたが居る場所に
他にはない”ぼくら”を創れると きっと 信じられるはず

今すぐ開けてくれ あなたが居る場所に
飽きる程 じゃれてしまえば なにか見えてくるだろう
さぁ その道を照らそう 今 心 震わせよう 明日へと続く瞬間に...