ロストシーズン

立ち止まり 見つめてた景色 どれくらい目を凝らしている?
いたずらな 偶然の中で   少しずつ心を浮かべ
原色の   眩しい季節に  何処までも消えない希い(ねがい)を
君だけに  描いていたから 当てもなく、ずれてたピント
静けさの中で、今  なぞり続ける昨日までに
優しさが解けてく  過ぎてくだけの毎日へ・・・
愛しさに任せたまま 温もりだけを手探って
答えのない瞬間に  足跡だけが刻まれて行く
戻せない明日の中で 昨日つないだ指先と
何もかもが「僕のまま」 「君のまま」の果てに消えて行く

最後まで強がりを見せて かすれてく、ありふれた言葉
こぼれてく懐かしい歌に 左手は冷たさを知る
でたらめな思いと風景  輪郭のない声で君は
何よりも確かな僕だけ  伝えたね?スロープの先・・・。
初めてのはずも無い 聞きなれている「さようなら」に
切なさを憶えてる?   かなわない、僕のワガママ?
愛しさに任せたまま 温もりだけを手探って
答えのない瞬間に  足跡だけが刻まれて行く
戻せない明日の中で 昨日つないだ指先と
何もかもが「僕のまま」 「君のまま」の果てに消えて行く

届かない声をあげて  見えない遠い「いつか」まで
君が見えない場所から 傷跡だけが残るとしても
僕の手に触れるスベテ 春に映した面影は
何もかもが何もなく 「僕のまま」の果てに憶い出す(おもいだす)