Whisper
君がくれた その小さな種がほら 確かな華を咲かせてく
わずかに残された 理性で踏みしめて
君のいない街で 静かに動き出す
すれ違うばかりの 募る想いが 「淋しさ」に変わる
「君をせめて 抱きしめてる時だけは 確かな痕を残して・・・。」
どうか今は 消えていく微笑みと 冷めてく肌に口づけて・・・。
空の宙仰いで すかされた温もり
闇が縁取る夜 怯えてるばかりで
重なり合った 淡い鼓動と 止まらない想い
「いつか共に歩いていけるのなら 君が隣にいるのなら・・・。」
君がくれた その小さな種がほら 確かな華を咲かせてく・・・。
つかみかけて 伸ばしていく指先が 還すことさえ拒むから
せめて今は 離れた唇から 「アイシテル」とただ囁いて・・・